外見ではなく内面を見る

外見ではなく内面を見る

王子様がハンサムとは限らない

 

「美女と野獣」という物語は、パートナーシップの在り方についてよく示しています。

 

私たちが外見と学歴、肩書きだけの理想を求めていては、心を磨くことはできません。

 

王子様と結婚するには、王子様にふさわしい人になる。

 

言い換えると、王子様がプロポーズしたくなるような自分になることが大切です。

 

でも、王子様がハンサムとは限りません。

 

何も持っていないかもしれません。

 

そして、もしかしたら、あなたの望むようなプロフィールを持っていないかもしれません。

 

それでも、王子様たる男性がいます。

 

果たして、今の価値観と審美眼のままで、王子様を見抜けるかどうか。

 

ここでヒントになるのが『美女と野獣』という物語です。

 

「美しい」「美」という名前を持つベルは、父親の身代わりになり野獣のお城に幽閉されます。

 

幽閉と言っても、淋しい野獣はベルを女王様のように扱い、大切にします。

 

野獣が、自分は醜いだけでなく、知恵もない愚かものだと言うと、ベルはこう答えます。

 

「バカだなんてとんでもない。自分で知恵がないとお考えになっているくらいです。愚かなひとって、自分じゃそんなことぜったいわからないものです」

 

さらにベルは「あなたは醜くない」と言います。

 

そして、野獣の、自分に対する心遣いに深く感謝をします。

 

野獣はベルに結婚を申し込みます。

 

でも、ベルはやはり野獣に対する恐怖心からきっぱりと断ります。

 

それからいくつかの出来事があり、ベルは野獣の中にある善良さに気づきます。

 

そしてプロポーズを受けた瞬間に、野獣の魔法はとけ、王子の姿に戻るのでした。

 

ここで見えてくるのは、ベルの聡明さです。

 

外見で判断をするのではなく、野獣を深く洞察しています。

 

ベルは、外見の醜さの向こう側にある心の美しさを見抜く目を持っています。

 

また、たとえ野獣であっても善良で、自分を大切に愛してくれることを受け取り、プロポーズを受け入れます。

 

これはとても勇気のいることです。

 

心の眼を持ち、勇気あるベルは、結婚への怖れ、ハードルの越え方を教えてくれているようです。

 

よく考えてみると、他人と一緒に暮らし、一生を共にするというのは、大変なことです。

 

結婚はとても勇気のいる決断です。

 

育った環境も、生きてきた道も違う人と暮らす。

 

新婚の頃は、うれしく楽しくも、自分たちの感覚の違い、暮らし方の小さな違いをひとつずつ越えていく作業でもあります。

 

ですから、野獣の善良さに心打たれ、結婚を受け入れるというベルの勇気ある決断は、何がいちばん大切なのかを教えてくれています。

 

ベルは、自分がいちばん大切にしている価値観に正直に選択したのです。

 

ここは重要なポイントです。

 

自分の価値観に正直であったからこそ、野獣の姿の奥にある善良さに気づいたのです。

 

心の眼が開いて初めて見えてくる世界に「本物」があったのです。

 

外見だけでなく、相手の内面で判断する

 

さて、ベルと野獣の結婚は「物語」ですが、とても大切なことを教えてくれています。

 

私たちが誰かと出会う時。

 

まず入ってくる情報は外見です。

 

相手の顔かたち、体型、立ち姿、ファッション、髪型……。

 

おそらく、この段階で無意識的に仕分け作業が行われています。

 

顔立ちはともかくも、その人のセンス、どんな小物を持っているか、清潔かどうか。

 

特にチェックしようと思っているわけでなくても、いろいろなものが目に入ります。人は見た目が九割、という本もありました。

 

確かに見た目、その人のファッションは、その人を語ります。

 

ただ、それだけで判断してしまうのは、あまりに狭量と言えるでしょう。

 

外見の奥にあるその人の人間性に触れた時、そしてそれが理由もなく胸に響いた時にご縁が生まれるのです。

 

表層だけで相手をジャッジしない自分でありたいものです。

 

私たちは自分のフィルターを通して、人をジャッジして、批判してしまうものです。

 

必要なジャッジは大切です。

 

でも、相手の表層だけをとりあげて、ああだこうだと言うのは大人とは言えません。

 

心にフィルターをつけるのではなく、心の眼を開いて人を見てみましょう。

 

心の眼を開くためには、愛をもって世界を見つめることです。

 

その人の「愛すべき点」を見つけていくことです。

 

たとえタイプでない人であっても、何か見つけられると思います。

 

批判のフィルターでなく、愛をもって人と向き合うと、その人のいいところが見えてきます。

 

人のいいところ、きらっと光るものが見えてくると、本物、本質がわかってくるのです。

 

 

「理想の結婚相手にこだわらない」につづく >>

 

 

 

 

 

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