現状で妥協したり満足したりしない

現状で妥協したり満足したりしない

「このままじゃだめだ」がエネルギーになる

 

30代半ばの独身女性

 

実家を出て、小さな部屋でひとり暮らしを始める。

 

仕事は単調な事務で、特に華やかなことはないが、安定している。

 

何か自分らしいことをしたいけれど、何か自分らしいのかわからない。

 

結婚をしたいとも思わない。

 

今、何も不自由をしていないので、このままでいいかなと思っている。

 

 

30代後半の独身女性。外資系コンサルティング会社勤務

 

ヘッドハンティングされるたびに確実にキャリアアップを重ねている。

 

都内にマンションを購入。

 

仕事は忙しくやりがいがあり、プライベートも謳歌している。

 

恋人はいないが、男友達も多い。

 

今、何も不自由していないし、淋しいこともあるけれど、このままでいいかなと思っている。

 

 

 

 

 

独身だから淋しいとか、独身だから何かが足りないとか、そういうことはないのです。

 

思い返してみると、私も「自分が成長するために必要なことは何なのか」と悩んだ時期がなければ、独身のままの可能性、その要素は大いにありました。

 

ですから、独身でいることと結婚との間でゆれる気持ちがわかるのです。

 

自分の人生に「結婚」というシナリオがあるのか。私はそこを考えました。

 

もちろん、人生のシナリオは自分で書くものですから、結婚という二文字を書き加えたらそこへ向かって自分を整え、行動していくことになります。

 

でも、悩ましいのは、結婚はひとりの努力ではできないということです。

 

ですから宿命ではないですが、最初からひとりで生きていく星の下に生まれたのであれば、それはそれで心を決めようと思ったりしました。

 

そこで、神様に談判をしたのです。

 

「もしも、私の人生に結婚、子どもというシナリオがないとしたら、ありとあらゆる富と名声をください」

 

もちろん、半分冗談です。

 

ありとあらゆる富と名声は冗談ですが、「半分」と思ってしまうところが、人間くさいです。

 

そして、私のこの言葉を聞いた神様の本音が、頭に浮かびました。

 

(いや、それはちょっと荷が重い……)

 

まったくの直感、でもこれは私の無意識の思いだったのかもしれません。

 

「このままでいい」どころか「このままじゃだめだ!」と思った瞬間でもありました。

 

「このままでいい」のか「このままがいい」のか

 

「このままでいい」という満足感。

 

今の自分の生活に満足することは、大切なことだと思います。

 

今、ここにある幸せをありかたく思うこと。

 

たとえそれが苦しい時だったとしても、今持っているものをありかたく思う気持ちは大切にしたい。

 

でも、それと「このままでいい」というのは違います。

 

来年も再来年も10年後も30代ではないし、永遠に30代の後半であることもない。

 

ずっと健康でいられるかもわからない。

 

でも、私たちはふっと「今」がずっと続くような感覚を抱いてしまいます。

 

はっきり言うと、まだ若いからそう思うのです。

 

30代も40代も、本当に瞬く閧に過ぎていきます。

 

そして、どんなに美容に気をつけ、健康に気をつけていても、30代をキープすることなどできません。

 

実は、自分の明日がどうなるかわからない不確かな世界を生きていることを、私たちは忘れているのです。

 

生活に何も困らないから、別に結婚はしなくてもいい。

 

これは、「結婚を生活のため」「生活の安定のため」と捉えていることです。

 

また、「結婚は自由を奪うもの」という捉え方がベースにあります。

 

結婚するのもしないのも自由意志ですから、どちらでもいいのです。

 

でも、私かあえてこうして一度は結婚してみるのもいいものだと繰り返すのは、その体験から学ぶこと、得られることが人生に豊かさをもたらすからなのです。

 

「このままでいい」「結婚しなくてもいい」という思いの向こう側に何かあるか。

 

一度考えてみるといいと思います。

 

考えることも一歩進むことになります。

 

歩みを止めた途端に、女性は錆びてきます。

 

このままでもいいし、結婚しなくてもいいので、自分の生き方を進化させる歩みは止めないでほしいのです。

 

「このままでいい」のか「このままがいい」のか。

 

この日本語の小さな差は、大きな違いになります。

 

「このままでいい」は妥協です。

 

最初から、勝負をあきらめている……と言うのはちょっと言いすぎでしょうか。

 

「このままがいい」はきっぱりとした意志です。

 

結婚したい人がいないから、素敵な人がいないから、ひとりでいい。

 

男なんて頼りにならない。だからひとりでいい。

 

最初からそう決めてしまうのは、もしかしたら「男を見る目がない」のかもしれません。

 

いい男がいないことに原因があるのではなく、いい男を見抜けない、結婚という学びを一緒に歩む相手を見極められないこちら
にあるのです。

 

仕事のできる独身女性からすると、世の中のほとんどの男性は頼りないでしょう。

 

そして頼りになる男性は、スーパーエリートでしょう。

 

女性のほうが精神的にしっかりしているのは、2歳、3歳の子どものときから変わりません。

 

でも、頼りなさの中に何か一本筋が通っていたり、譲れない何かがその男性を強くしていることがあるのです。

 

成長するとは、ただ高みを目指していくことではありません。

 

井戸を掘るように、自分の内面を掘り下げていくことから始まります。

 

これでいいのだろうか。

 

なぜこんなことが起こるのだろうか。

 

その原因を自分の中に見つけていくのです。

 

痛いこともたくさんあります。

 

勇気のない自分がいるかもしれないし、情けない白分ち、見栄っ張りの自分もいるかもしれない。

 

でも、そんな自分かいることを受け入れながら、それをステップにしていく。これが成長につながります。

 

ですから、「結婚せずにこのままでいい……」では、人生もったいないのです。

 

 

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