理想の結婚相手にこだわらない

理想の結婚相手にこだわらない

「結婚したいと思える人がいない」理由

 

2016年の発表によると、18歳から34歳までの未婚者のうち、恋人がいない男性は7割、女性は6割にのぼり、1987年の調査以来、過去最高になったということでした。

 

男女とも結婚したいと考えている人は8割超いるのですが、「希望と現実のギャップが大きく、結婚を先送りするうちに交際自体に消極的になっている傾向がみられる」との分析がなされたそうです。

 

希望と現実のギャップ。

 

白馬に乗った王子幻想、白馬に乗ってこなくてもいいけれど、「自分をいちばん愛してくれる人」がいいという人、「信頼できる人」がいいという人もいて、みんなさまざまな希望、幻想を持っています。

 

それはそれとして、「結婚したいと思う人がいない」というのは、結婚したいと考えながら独身でいる人たちの本音ではないでしょうか。

 

私自身、この気持ち、よくわかります。

 

若いときの恋愛なら、(この人と結婚するかもしれない)という甘い予感があったりします。

 

予感がしないまでも、(この人と結婚したらどうなるか)などと想像したものです。

 

理想が高いとか、低いという話ではないんですね。

 

「結婚したいと思える人がいない」というのは、相手に自分の背中を押してもらうことを期待している状態(私か結婚したいと思わせて!)という、どこか他力本願的な気持ちがあるのです。

 

この状態のままでは結婚はなかなかむずかしいです。

 

その前に、「背中を押したくなる女」にならなければなりません。

 

「結婚したいと思う人がいない」症候群から脱出するには、自分はまだ結婚する気がない、実はそれほど焦っていないことに気づくことです。

 

三十代になってからの恋愛は、つきあう前にすでに『結婚』という二文字が浮かびます。

 

つきあったら、道は三つ。ずっとつきあうか、別れるか、結婚するか、です。

 

もっと自由に、結婚などという呪縛から解き放されて恋愛ができたらどんなに素敵だろうと思うのですが、ほとんどの人はこの二文字を拭いきれないのではないかと思います。

 

そうなると、恋愛自体に慎重になります。

 

若い頃のように簡単に人を好きになれない自分がそこにいるのです。

 

自分なりの理想があり、その「型」から出られないということもあります。

 

結婚するならこんな人がいい、というイメージががっちりと固まっていると、イメージから外れる人には反応しにくくなります。

 

結婚相手へのイメージを持つことは大切……でも、自分の固まったイメージにコントロールされていては、柔軟性に欠けてしまいます。

 

人生、いつなんどき、どんなことが起こるかわからない。

 

ある日突然、雷に打たれたように我を忘れてしまう恋に落ちるかもしれない(白馬に乗った王子ならぬ、落雷願望ですね)。

 

言ってみれば、結婚というテーマについても車のハンドルの遊びの部分を持っていることが大切なのです。

 

女性の目が肥えている、ということもあるかもしれません。

 

特にキャリアを積みながらバリバリ仕事をしている女性たちは、優秀な男性と多く接しています。

 

結婚したくなるかどうかは別にして、学歴も仕事も目に見えてできる男性を知っているわけです。

 

そうなると、基準が彼らになる。すると、悲しいことにそうでない男性はもはや「下々」となり、対象外になります。

 

また、草食系男子は友達にはいいけれど、夫となるといまひとつ頼りないと、上昇志向の男性を好む女性たちは思うかもしれません。

 

一方、自分が仕事をしやすく、自分の思う通りの結婚生活をしたいと思ったら、真面目で優しく、争いごとを避ける「草食系男子」がいいと考える女性もいると思います。

 

相性と好みが必ずしも一致しないのは悩ましいことです。

 

またバーチャルな世界に傾倒している男性たち……いわゆるオタクと言われる男性は、なかなか結婚の対象になりにくい。

 

オタクの人たちの年齢が上がってきているので、結婚率はさらに低下していくのではないかと懸念されます。

 

そして、別に恋人はいらないと思っている男性が、三割いるとのこと。

 

この三割の半数以上はオタク男性なのではないかと推察します。

 

常に心をやわらかくしておく

 

結婚には理性が求められます。

 

と同時に、「これだ!」と思ったら、瞬発力、勢いも必要になります。

 

頭と心とタイミングのバランスをはかるには、やはり日頃から意識して整えておく必要がありそうです。

 

たとえば、感動力が下がっていることも、心が動かないひとつの原因です。

 

よほどのインパクトがなければ、心がゆらがなくなっている。

 

最近、感動することがあまりない……。

 

もしもこのような傾向があるとしたら、それは心そのものが固くなっているのかもしれません。

 

誰かを好きになるとき、愛するとき、心はとても柔らかくなっています。

 

心が柔らかくなくして、人を好きになることはない、と思います。

 

誰かを愛すると傷つきやすく、せつない歌を聴いても、小説を読んでも、心がゆれるのです。

 

何を見てもその人を思い出し、すべてのものにその人を思うのです。

 

恋をしている人の感受性はとても豊かなのです。

 

ですから恋することから離れていると、運動しないと身体が固くなるように心が固くなります。

 

固くとまではいかなくても、感動力が少し鈍くなっていきます。

 

そうなると、人のいいところにも反応が鈍くなる。

 

うれしいことがあっても、前のように心に響かない……。このような心の悪循環が始まります。

 

心が動かないと感じた時は、昔、恋をしていた頃の音楽をたくさん聴きましょう。

 

ただ聴くだけではなく、その音楽の中に自分を閉じ込めるように、想い出の中に自分を追い込んでいく。

 

そして、せっなさや胸がきゆっとするような感覚を追体験し、思い出すのです。

 

何事にもウォーミングアップが大切。

 

誰かを好きになる気持ちを思い出し、感受性を柔らかくすると、心に飛び込んでくる光景が違ってきます。

 

それまで何とも思わなかった男性のふとした素敵なところに気づくことがあるかもしれないのです。

 

そして、最後に。くれぐれも昔の人への思いを復活させて無茶な暴走はなさりませんように。

 

 

「男の夢語りを注意して聞く」につづく >>

 

 

 

 

 

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